浪人日記67日目
今日読んだ本が知的に面白かったので、紹介をば。
大学の講義初日から、「あなたたちはテロ予備軍です。」
…は?
帯からして怪しかったので、途中までいったいどんな本なのだろうと思いながら読んでいて、この講座実際あったら受けたいななどと思ってしまった一読者からしたら、
「いやそんなことはないが?何急に変なこと言いだしたんだ?」と反抗心メラメラで読んでいくと、その感情自体がぼこぼこにされていく始末。
「どうも申し訳ございませんでした。」と額を床にこすりつけようかとも思うぐらいの感覚だったのですが、
「いやこれ受け入れたら思う壺なのでは。」などと疑心暗鬼に陥る。
テロとは何か、カルトはなぜ勧誘をするのか、テロとカルトのつながりは?
当たり前と思っていたことの中から自分で答えを導き出し、どやっ?としたものがことごとく本書では否定されてく。
そして常に納得できる!
こんな痛快なものがあっただろうか?
これを読んだだけでも、日々のニュースに別のアプローチを仕掛けることができている。
まだまだ咀嚼しきれていないところも大いにあるので、読み返して掴んでいきたいと思う。