浪人日記226日目 ショーシャンクの空に 感想

昨日感想は書かないといったな。

あれは嘘だ。

昨日の日記書いたあと、自分用に書いてたら、かなりボリューミーになったので、ここでも供養しておきます。

乱れ書きなので読みずらかったらすみません。

ショーシャンクの空に」に興味が無い人は今日はここまで。


この映画には様々学ぶことがあるが、個人的に最も感銘を受けたのは、終身刑とは受刑者にとっていかなるものか、ということだ。

終身刑に関して、みなはどう思っているだろうか?

終身刑とは死刑よりも軽い刑罰なのだと思っていた。

しかし、違っていたのだ。

これに対する答えは明示しないが、各々映画の中で答えを見つけて欲しい。

 

終盤の監獄のシーンは素晴らしかった。
最初から主人公に目的があって動いていく話ではないため、どこに落としどころをつけるのか我々に分からないようにしている。
希望のない老人の死を描いていた後に、希望を失った主人公を描き、「必死に死ぬか、必死に生きるか」と問いかけ、雷雨の夜という不安を煽る情景の中で、主人公は死ぬのだろうとレッド(作中の登場人物)だけでなく我々にも思わせる。
そして朝、点呼に出ない主人公。
あぁ、やはり自殺してしまったのか。と我々が思った時、怒涛の逆転劇が起こる。
その後、レッドによってあとがたり的に語られるストーリーは非常に爽快だ。
どこの段階から彼が他の囚人たちを含めて騙していたのか。
長官を煽ったて懲罰房に入れられたのも計画だったのか。
視聴後も良い余韻に浸れた。

監獄の中しか知らない、外に希望のない老人
監獄の中に馴染まず、外への希望を忘れない主人公
そして主人公と知り合ったことで外に出て希望を辿れたレッド
とても綺麗な対比構造だと思った。
レッドは最初から出所する気はなかったのかもしれない。
ムショには調達屋としての自分の役割がある、衣食住もなんとかなる、おかしなことをしなければ暴力されることも無い。
外に出てしまえば、今の立場を失い、罪人としてのレッテルを貼られ、年老いてしまった自分には挑戦する気概もない。希望のない、想像するだけで不安な人生。
ただその外には自分の人生に活力を与えた友達がいる。
そこを目指して進もう。
人の心は石ではない。希望は死なない。
非常に考えされらる素晴らしい映画だった。
出会えてよかった。